こんにちは!
今回は映画で一躍有名になったピロラプトルについて解説していきます!
ピロラプトルってどんな恐竜?
基本情報

ざっくりした情報はこんな感じです!
- 分類:獣脚類・ドロマエオサウルス科の小型肉食恐竜
- 時代:白亜紀後期(およそ7,000万年前・後期カンパニアン〜前期マーストリヒチアン)
- 発見地:フランス南部
- 体の特徴:小型で鳥に似た獣脚類で、羽毛に再現されていたと考えられる
- 武器:後肢第2指に長さ約6.5cmの大型の湾曲した鎌状の鉤爪
- 鉤爪の用途:他のドロマエオサウルス同様、攻撃用あるいは木登り補助として用いられた可能性
- 体のバランス:発達した前肢と細長い尾で体のバランスを取っていたと推定される
- 食性:小型の肉食恐竜(獣脚類)
- 名前の意味:山火事の現場で化石があったことに由来し、「火の泥棒/火の略奪者」を意味する
特徴
炎の名を持つ南フランスのラプトル
ちょっとカッコつけてキャッチコピーをつけてみましたがどうでしょう?笑
なぜ炎なのか?それは、、、
ピロラプトルは1992年、南フランスの火災跡地から発見された恐竜だからです!
「Pyro(火)」+「raptor(略奪者)」という2つの単語が合わさってできた恐竜です!
厨二心をくすぐられるかっこいい名前、、、サイコーです!
産出層は白亜紀後期(約7,000万年前)!
当時のヨーロッパは島々に分かれた島嶼環境(とうしょかんきょう)でした!
つまり、ピロラプトルは少し離れた島に住むラプトルだった可能性が高いのです!
分類学的位置づけ
ピロラプトルは獣脚類・ドロマエオサウルス科に属します!
同じ科には:
- ヴェロキラプトル大学生が本気で調査!!ヴェロキラプトル編
- ユタラプトル大学生が本気で調査!!ユタラプトル編
などがいます!
特徴的なのは「第2趾の肥大した鎌状爪」!
爪の機能
かつては「切り裂き武器」と考えられていました!
しかし近年では、
獲物に体重をかけて押さえつける固定具
が有力です!
これは猛禽類(ワシ・タカ)が獲物を押さえ込む方法と似ています!
そう言われるとそんな気がしてきますね笑
つまりピロラプトルは
「斬る」よりも「押さえ込んで噛む」戦法だった可能性が高いと言うこと!
羽毛と骨格の進化
ドロマエオサウルス類は鳥類に非常に近縁です!
実際、近縁種には明確な羽毛痕が確認されています!
そのためピロラプトルも正羽を持っていた可能性があります!
飛翔能力は不明ですが、
- 体温維持
- ディスプレイ
- 俊敏な方向転換の補助
といった役割が考えられます!
尾椎には硬直化構造(骨化腱)があり、
これが走行中の安定性を高めていたと考えられています!
島嶼進化の可能性
白亜紀後期のヨーロッパは「アペニン・イベリア島弧」のような環境でした!
島環境では
- 小型化(島嶼矮小化)
- 特異な進化傾向
が起きやすいことが知られています!
ピロラプトルが比較的小型なのは、
この島嶼環境の影響だった可能性もあります!
脳
ドロマエオサウルス類は相対的に脳容量が大きく、
視覚優位の捕食者だったと推定されています!
前向きの眼窩配置は
ある程度の立体視能力を示唆します!
今の肉食動物と同じような作りだと思ってください!
俊敏な動きと視覚処理能力が、
小型捕食者としての強みだったのでしょう!
ちなみに映画では…
みなさんご存知かもしれませんがピロラプトルはジュラシックワールドにも登場しました!
なかなかかっこいい見た目で、作中でのインパクトがすごいので見たことないと言う方はぜひ!!笑
ここからは少しネタバレになりますが、
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
では氷の下を泳ぐ描写がありました!
このシーンを見た時は驚きと興奮でつい夢中になって画面を見ていました笑
そして映画を見終わった後、実際のピロラプトルも泳げたのか気になったので調べてみることにしました!
結果、、、
現時点で水棲適応を示す形態学的証拠は確認されていません。
演出としての拡張と考えるのが妥当です。
とのこと、、、
あまりにも無慈悲な感じがしますが笑
まあフィクションの世界なので仕方ないですが少し残念でしたね笑
近縁種
さっき少し触れましたが改めて紹介していきます!!
| ピロラプトル | 白亜紀後期 | フランス | 約2–3m | 鎌爪・細身・羽毛推定 | 島嶼環境の可能性 |
| ヴェロキラプトル | 白亜紀後期 | モンゴル | 約2m | 羽毛証拠あり・俊敏 | 最も有名な小型種 |
| デイノニクス | 白亜紀前期 | 北米 | 約3m | 大型鎌爪・長い腕 | 「ラプトル再評価」の中心 |
| ドロマエオサウルス | 白亜紀後期 | カナダ | 約2m | 頑丈な頭骨・強い咬合 | パワー型傾向 |
| 三クロラプトル | 白亜紀前期 | 中国 | 約1m | 四枚翼・滑空能力 | より鳥に近い形態 |
| バラウル | 白亜紀後期 | ルーマニア | 約2m | 二重鎌爪・骨格特殊 | 島嶼進化の代表例 |
こんな感じです!
比較的有名なものが多いように感じました!
今回はここまで!
最後まで見ていただきありがとうございました!


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