基本情報

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 学名 | Megalosaurus bucklandii(意味:「大きなトカゲ」) |
| 生息時代 | ジュラ紀中期(約1億6600万〜1億6500万年前) |
| 発見地 | イギリス・オックスフォードシャー |
| 全長 | 約6メートル |
| 体重 | 約700kg |
| 食性 | 肉食 |
人類が最初に命名した恐竜
1824年、イギリスの地質学者ウィリアム・バックランドがメガロサウルスを正式に命名しました。
これが人類史上初めて学名のついた恐竜です!
なかなかこのことを知っている人は少ないんじゃないでしょうか?
といっても、化石自体はもっと前から見つかっていました。最初の記録はなんと17世紀。当時の人々はこの骨を見て「巨人の骨だ!」と本気で信じていたそうです。それはそれで面白い話ですよね!
「恐竜」という言葉を生んだ恐竜
メガロサウルスには、もうひとつ大きな功績があります。
1842年、古生物学者リチャード・オーウェンがメガロサウルス・イグアノドン・ヒラエオサウルスの3種をまとめて「ダイナソー(Dinosauria)」という新しい分類群として提唱しました。そう、「恐竜」という概念そのものがメガロサウルスなしには生まれなかったわけです。
名前は地味でも、恐竜学の歴史を作った立役者——それがメガロサウルスです。ロマンですね!
昔はめちゃくちゃ大きく描かれていた
注意!初期の復元は現在の研究とかなり異なります。
発見当初、研究者たちはメガロサウルスの全長を18〜21メートルと推定していました。実際は約6メートルなので、3倍以上も大きく見積もっていたことになります。
さらに当時は二足歩行とは知られておらず、四つん這いのトカゲのような姿で復元されていました。1854年にロンドンのクリスタル・パレス公園に作られた実物大模型がその証拠で、今でも公園に残っています。現代の目で見るとかなりシュールな見た目ですが、当時の人々はこれを見て初めて「太古の巨大爬虫類」の存在を実感したわけです。
実際はどんな恐竜だったの?
現在の研究によると、メガロサウルスは二足歩行の大型肉食恐竜です。強力な後脚と頑丈な前腕を持ち、大きく湾曲した歯で獲物に食らいついていたと考えられています。
同じ時代・同じ場所にはステゴサウルスの祖先や竜脚類もいたため、そういった恐竜を狩っていた可能性が高いです。体長6メートル・体重700kgというサイズは、当時のイギリスでは間違いなく頂点捕食者だったでしょう。
近縁種との比較
| 恐竜名 | 生息時代 | 全長 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| メガロサウルス | ジュラ紀中期 | 約6m | 人類初命名の恐竜 |
| トルボサウルス | ジュラ紀後期 | 約10〜11m | 最大級のメガロサウルス類・北米産 |
| スピノラプトル | ジュラ紀中期 | 約6m | フランス産・メガロサウルスに近縁 |
| ドライオサウルス | ジュラ紀後期 | 約3m | 草食・同時代のイギリスに生息 |
| バリオニクス | 白亜紀前期 | 約9〜10m | メガロサウルス類の遠縁・魚食 |
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まとめ
結論から言うと——メガロサウルスは恐竜学の原点です。
最初に命名された恐竜であり、「ダイナソー」という概念誕生にも深く関わり、大衆に恐竜の存在を知らしめた最初の模型の主役でもある。知名度こそティラノサウルスやトリケラトプスに劣りますが、それらの恐竜が広く知られるようになったのも、メガロサウルスが切り拓いた道があったからこそです。
200年前に「巨人の骨」と思われていた化石が、恐竜学という学問全体の扉を開いた——なんともスケールの大きな話だと思いませんか?


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